大型車の駐車マス「1,189台分」を新たに拡充予定
近年、高速道路のSA/PAは新しい施設やサービスが充実して、利用者が増えています。
休日になると1日の利用者が10万人を超えるSAもあり、年々人気が出ています。
一方で、SA/PAに「駐車できない」問題も出ています。
運送業のドライバーが休憩や連続運転の規定を守るためにSA/PAに入っても、
「駐車スペースが満車で停車できない」ことが実際に起きています。
国土交通省も問題視していて、2020年度のSA/PAの駐車枠の拡充を発表しました。
全国53箇所のSA/PAで、大型車の駐車マスを1,189台拡充する予定とのことです。
また、休憩施設の混雑状況をリアルタイムで表示板に表示する装置を増やして、
SA/PAに入る前にドライバーに知らせる取り組みも普及させていくそうです。
大型車も停められる「兼用マス」見落としていませんか?
SA/PAの駐車枠の拡充に合わせて、「兼用マス」の整備を進める発表もありました。
兼用マスとは、普通車と大型車の双方が利用できる駐車スペースのことで、
同じ駐車スペースを車両の大きさで分けずに、効率良く使うことができます。
パッと見ただけでは、普通車のスペースかな?と思ってしまいそうですが、
大型車が満車でも兼用マスが使えるので、見落とさないようにしないといけませんね。
<兼用マスの参考画像>
(引用元:NEXCO中日本「休憩施設における駐車マス拡充について」より)
高速道路の駐車枠拡充は、運送業のドライバーにとって休憩時間の確保に
直結するのでとってありがたい施策です。
ただ、どうしても整備には時間がかかってしまいます。
SA/PAに停めれないことも想定しながら、早めに休憩を確保しなければいけませんね。