PA/SAに「約900台分の大型車マス」を新たに整備(2021年度)
最近はコロナで落ち着いていますが、
一時期は連日のようにテレビ番組で特集が組まれていた「高速道路のサービスエリア」。
日本一と言われいる「海老名SA」の休日の利用者は、
上下線を合わせて1日「10万人」を超えていたそうです。
同時に問題になっているのが「駐車スペース」問題です。
利用者が増えるほど「駐車スペース」も足りなくなり、
一般車両が増えるほど商用で使う、
「トラック」の駐車スペース確保が難しくなっています。
NEXCO各社ではこの「駐車スペース問題」への対策が考えられていて、
「約900台分の大型車の駐車マス」を新たに整備すると発表してます。
全国44ヶ所のSA/PAを対象に、
2021年度の1年間に駐車スペース整備して増やす予定です。
トラックの「駐車スペース確保」には一般車両の協力が必要
運送業のトラックドライバーには、
一般の方にはあまり知られていない決まりがあります。
そのひとつが「運転時間の限度」です。
トラックのドライバーは連続して運転できる時間に限度があり、
4時間運転したら30分の休憩等を確保しなければいけません。
(詳しくはこちら https://app-logi.co.jp/column/kaizenkijyun/2566/ )
この決まりがあるのでトラックドライバーは、
SAやPAで車両を停車させて休憩等を確保する必要があります。
駐車スペースがいっぱいだからと言って、
次のSA/PAまで運転することができない場合があるのです。
東日本だけでも1日に約30万台のトラックが高速道路を利用するそうです。
トラックドライバーが余裕を持って休憩場所を確保するには、
駐車スペースの整備だけでは足りない状況です。
高速道路のSAやPAで「大型車の駐車スペース」が空いていても、
一般車両は「小型車の駐車スペース」への停車をお願いします。