麻生太郎財務大臣に直接要望
全日本トラック協会が来年度の税制改正・予算への要望を、
麻生太郎財務大臣に出したそうです(令和2年11月10日)
要望の1つに「高速道路の深夜割引」の拡充が含まれていて、
実現すると現在の0時〜4時から22時〜5時まで拡充することになります。
労務管理の担当者はすぐ気づかれたと思いますが
この時間帯は、
深夜割増賃金の時間帯とまったく同じです。
深夜割増賃金は通常の賃金の2割5分以上が加算され、
さらに残業時間帯と重なった場合は重複発生が起きて、
通常の賃金の5割以上を支払う必要があります。
賃金以外にも深夜+残業時間になれば疲労が蓄積されて、
「交通事故」の発生リスクも高くなります。
今後どうなるかはまだ分かりませんが、
実際に深夜割引が拡充されたときには注意が必要です。
「特定業務従事者」の検診を忘れずに
22時〜5時の間に業務する場合もう一つ大切なことがあります。
「特定業務従事者」になり健康診断の受診が半年に1回になります。
詳しくはこちらhttps://app-logi.co.jp/column/beneficial/1581/で説明していますが、
22時〜5時までの労働が常態的に
・週1回以上ある
・月4回以上ある
この場合は健康診断の受診が半年に1回必要です。
常態的の定義は定められていませんが、
「毎週必ず1回以上は運行」の場合は該当すると思った方がいいでしょう。
不定期の場合は労働基準監督署へ確認すると確実です。
冒頭の麻生太郎財務大臣への要望は他にもあります。
気になる方はこちらから確認してみてください。
全日本トラック協会|https://www.jta.or.jp/kikaku/yobo/20201110zaimu01.pdf
AppLogi RealTime Cloud |https://app-logi.co.jp/column/service