1日の「運転時間」は最大で14時間30分まで。ただし…
突然ですが、
世界で一番長く走った車の走行距離がどれくらいか分かりますか?
ギネスにも認定されているボルボP1800という車で、
その距離は・・・『480万km』
所有者いわく長く乗るコツは、
「マニュアル通りにタイヤ・オイルを交換する」ことだそうです。
とはいえ、それだけの距離を運転するドライバーも大変です。
運送業のドライバーは運転時間に限度が決められて、
連続で運転できる時間は4時間です。4時間までの間かその直後に、
1回10分以上で合計30分以上の休憩等を取る必要があります。
拘束時間が1日最大16時間の場合は休憩等を除くと、
運転できる時間は14時間30分までです。
ただし、2日目の運転時間に注意しなければいけません。
運転時間は2日平均の基準があって、
2日平均で1日9時間です。
出展:全日本トラック協会|トラック事業者のための労働法のポイン(P.8より)
http://xn--1sq10h2s9dk7c.com/img/roudouhou.pdf
「過重労働」の取り締まりが強化
厚生労働省は「過重労働(長時間労働)解消キャンペーン」を毎年11月から始まります。
運送業のドライバーは「過重労働」に加えてもうひとつ気をつけることがあります。
「過労運転」です。
過労運転についてはこちらでhttps://app-logi.co.jp/column/beneficial/710/説明していますが、
免許取り消しの可能性もある重い罰則です。
過労運転かどうかは「改善基準告示」の拘束時間や運転時間を基準で判断されます。
まずはドライバーごとに「2日平均の運転時間」が9時間を超えていなか確認して、
今後も超えそうな場合は配送計画の見直しや運転時間を調整しなければいけません。