(写真はイメージ)
対面点呼の業務負担を軽減へ
ロボットが「点呼」する。想像できますか?
点呼は対面が基本ですが「ロボット」でも出来るように、
本格的に議論が始まっています。
国土交通省の来年の予算案に「ロボット点呼の実証調査」が組まれたり、
実際に「ロボット点呼:ユニボ」という商品が発売されています。
ユニボ https://www.nav-assist.co.jp/products/goods/robot_tenko.html
ユニボではアルコールチェック、免許証の確認、安全事項の伝達などができて、
実際の点呼の9割を代わりできる機能があるそうです。
以前から点呼自体の運用が「運行管理者の負担になっている」と、
問題視されていて管理者の負担軽減が期待されています。
ただ、
ロボット点呼はあくまでも管理者の”サポート”で、
現状は「運行管理者の代行はできない」とされています。
点呼の未実施は20日の車両停止
ロボット点呼が普及するまでは今まで通り、
運行管理者(補助者)が行うしかありません。
ご存知の通り点呼は事故防止の観点で重要視されていて、
点呼簿は1年間の保存期間も義務化されています。
その分、
違反したときの罰則もちゃんと決められています。
点呼が必要な回数を100回とした場合、
50回以上未実施だと初違反でも20日の車両停止。
再違反だと倍の40日の車両停止です。
平成30年には点呼の記録事項に「睡眠不足」が追加され、
事故防止にますます重要視されています。
何年も同じ点呼簿の用紙を使っている場合、
「睡眠不足」の記載がない可能性があります。
念の為に確認されてみてください。