拘束時間の「重複時間」を忘れずに計算
以前ある運送会社の労務管理を見せてもらった事があります。
その会社ではドライバーの労務管理にExcelを使って管理されていて、
毎日事務の方がパソコンに向かって入力していました。
ただ1つ、
計算されていたかった項目があってすぐ修正してもらいました。
それは「重複時間も含めた拘束時間」が計算されていなかったことです。
始業時間〜終業時間までの合計を「拘束時間」と言い、
ドライバーは1日で13時間まで(原則)と決められています。
注意するポイントは前日の始業時間より翌日の始業が早い場合です。
1日目 始業06:00〜終業18:00
2日目 始業05:00〜終業17:00 (前日より1時間早い始業)
2日とも同じ「12時間」の拘束時間となりそうですが、
1日目の拘束時間は「13時間」が正解です。
ドライバーの1日は「始業から24時間」と決められて、
前日の始業から24時間以内に次の始業が始まるときは、
24時間までに「重複」した時間をカウントする事になっています。
ちなみに重複した時間は2日目にも反映されるので、
拘束時間は1日目:13時間。2日目:12時間が正しい計算です。
「10分未満の休憩」も日報に記載してもらう
運転日報には記載にこんなルールが決められています。
それは「10分未満の休憩は省略してもよい」という内容です。
運転日報の記録上はこの方法でもいいのですが、
労務管理をExcelでするときに休憩時間を省略してしまうと、
「休憩時間」が実際より少なく記録されることになってしまいます。
休憩が10分未満でも日報に書いてもらいましょう。
労務管理をExcelでするときのポイントです。
当社のアプリではドライバーの労働時間や休憩時間を、
1分単位で記録して合計時間が自動計算されるようになっています↓