「特別な指導」は全部で3種類
「今月も安全会議を開催しました!」
運送会社のホームページでよく見かけるこの話題ですが、
いわゆる「一般的な指導」と言われているもので、
ドライバーが安全運行に必要な知識などを習得するために実施します。
この「一般的な指導」とは別に特定の運転者に対する、
「特別な指導」というものがあります。
対象になるのは、
・交通事故を起こした運転者(死者・重傷者を出した場合)
・高齢運転者(65歳になって適齢診断を受けた場合)
・初任運転者(初めて事業用自動車に乗務する場合)
3種類に該当した運転者が対象になってきます。
初任運転者は新人研修などに組み込まれている事があるので、
忘れることは少ないと思いますが事故を起こした運転者や高齢運転者は、
毎月該当者がいないか?定期的にチェックする必要があります。
「運転者台帳」への記載を忘れずに
例えば高齢運転者への指導では、
65歳になって「適齢診断」を受けて結果が出た1ヶ月以内に、
結果をもとに運転方法などの指導をするように決められています。
そして実施後に忘れてはいけないのが、
運転者台帳への記載です。
実施年月日・具体的な実施内容を台帳に記載して「特別な指導」が完了します。
運輸局の監査でも指摘される項目の1つですので、
「特別な指導」を実施した後には運転者台帳への記載があることを、
セットで覚えておきましょう!
「特別な指導」の実施内容はこちらで確認することができます。
運転者に対する指導監督|https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03safety/instruction.html