コラム

運送業のデジタル化策:業務のDX化にローコードツールはハマるか? 

前回のコラムは、7月21日に創設されたトラックGメンの概要についてお話をさせていただきました。目的は明確で、①標準的な運賃が適用されているかどうかを確認するということと、②トラック事業者が法を遵守しているかどうかを確認するという2点が重点項目になるようです。 安い運賃で業務を行っているから、法を遵守できないという話の流れを断ち切るかのような対策で、非常に現実的な対応ではないかと感じています。 なにはともあれ、良い方向に進んでいくと日本の大動脈は安定しそうです。

https://app-logi.co.jp/column/?p=7763&preview=true

今回は一風変わったお話で、ITシステムの種類で、最近注目されているローコードツール、ノーコードツールについてお話させていただこうと思います。

ローコードツール、ノーコードツールとは?

要は自社(自分)でシステムやアプリケーションを作ることができるツールの一種です。

本来、システムを構築するためには、コンピューターで処理する内容をプログラミング言語で記述した文字列を記述しなければいけません。それをするには、当然ながらプログラミング言語を理解しておかなければいけないのですが、なんと、このプログラミング言語を理解していなくても、いい感じにシステムを構築することができるのが、ローコードツールやノーコードツールと呼ばれているツールです。

社内のデジタル化を進めていきたいと考えているけど、社内にプログラムを書けるひとがいない、外注するにも何を作ったらよいのか、よくわからないという企業にはピッタリかもしれません。

 

はじめにローコードとノーコードの違いについて説明しておきましょう。

ノーコード ローコード
プログラムの記述 まったくなし ほとんどなし
専門知識 専門知識不要 ほとんど不要
開発スピード とても早い 早い
制作自由度 かなり低い 低い

 

要はプログラムを少しでも書くか、まったく書かないかが大きな違いです。

ノーコードツールは、画面上でドラッグ&ドロップによってパーツやテンプレートを組み合わせることで、プログラミング言語を記述せずに開発できます。ルールどおりに制作するため、エラーやバグが発生しにくく、安定性が高いものが作れるのが特徴です。

デメリットとしては、テンプレートの範囲から逸脱したような内容のシステムは作れません。エクセルに入力していた内容を簡単な入力フォームで利用して入力するなどのシステムはつくるのはとても簡単ですが、複雑なしくみを構築するのにはハードルが高くなります。

 

ローコードツールは、ノーコードツールに、少しプログラミングを記述することができ、プログラミング言語を理解している人が活用すると、より幅広い対応ができるシステムを構築することができます。

イメージはマイクロソフトAccessなどを活用してつくったシステムに近いでしょうか。 可能であれば、社内の業務をDX化していくために、少しプログラミング言語を学習し、このローコードツールを活用していくことはとても効果的です。

 

社内システムがブツギリにならないように気をつける

システム構築のハードルが下がるということは、社内に色々な仕組みが乱立する可能性があります。

もとよりシステムが社内になかった企業であれば、システム導入がされることでとても便利になっていくことが実感できますが、大手企業などでは各部署、個人が独自でシステムをつくって運用し始めることによって混乱を招く事例は多くあります。 ローコード・ノーコード開発で素早くプレシステムを開発し、より多くの部署・人に意見を聞いてみる→より広範囲の人たちが使えるように改良していくという、基本的な流れが必要であると感じます。

 

こちらでもこの記事を掲載しています。

大塚商会:運輸・配送にかかわる企業が取り組むべきDXの具体策 第53回

https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/topics/column/logistics-dx/lowcode-tool.html

 

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