コラム

運送業の労務管理のデジタル化③・・・運送会社に特化した勤務状況表

前々回のコラムでは、運送業が勤怠管理をシステム化するメリットについてお話をさせていただきました。 基本の労務管理をはじめ、改善基準告示など管理がむずかしいマネジメントを実施するにしても、勤怠管理がすべての始まりです(何日、出勤しているのかわからないのは・・・ですね)。

なにはともあれ、何から始めればよいか迷っておられる方は、勤怠管理をデジタル化するとよいと思います。

https://app-logi.co.jp/column/?p=7730&preview=true

今回は、運送会社がデジタル管理しておいたほうがよい労務管理項目をおさえた、運送会社に特化した勤務状況表についてお伝えいたします。

運送会社に特化した勤務状況表が必要

運送業の勤怠管理方法は、他業界とは少し違って、力点が複数あります。 一般的な職種では「労働時間」が重視されますが、運送業では併せて「拘束時間」「休憩時間」「運転時間」も管理項目として重要視されます。 この「拘束時間」「休憩時間」「労働時間」「運転時間」に対して、この時間を超えないようにしなさいと決められているルールが、本コラムにも何回か登場している「改善基準告示」と呼ばれる管理項目です。

この項目は毎日管理しなければならない項目であるため、運送会社の毎日の勤務状況表に記載して管理する必要があります。

 

改善基準告示には下記の項目があります。

  • 重複時間を含む1日の拘束時間(重複時間=前日の出勤時間より、早く出勤した時間)
  • 原則拘束時間13時間を超えた時間数
  • 原則拘束時間16時間を超えた時間数
  • 休息期間(業務を終了してから、翌日の業務を開始するまでの時間)
  • 4時間連続運転オーバー回数
  • 2日平均運転時間
  • その他

 

⑤⑥に関しては「運転時間」、①〜④に関しては出退勤時間を含めた管理の「拘束時間」「休憩時間」「労働時間」の管理になります。

逆の言い方をすると、出退勤時間を管理できていないと①〜④の項目が管理できないことになります。これは危険ですね。

 

上記を踏まえた上で、勤務状況表の管理項目を考えてみましょう。

 

運送会社に特化した勤務状況表

下記の表のような項目が網羅できていればベターです。

社員コード

ドライバー名

勤怠分類 出勤時刻 退勤時刻 出庫時間 帰庫時間 翌日との重複時間 拘束時間

(重複含む)

休憩時間 労働時間
0001

AppLogi

出勤 07:51 20:42 08:05 20:30 00:35 12:51

(13:26)

01:00 11:51

 

続き→

運転時間 時間外労働時間 早朝深夜労働時間 拘束時間

13h超

拘束時間

16h超

休息期間8h
9:52 03:51 00:00 00:26 × 00:00 ○ 11:19

 

管理項目がすべて網羅されているわけではありませんが、まずはここから始めようというイメージです。出退勤時間が取れるだけで、労務管理は一気に進みます。

これができれば次は2日平均運転時間や、4時間連続運転の管理に進むこともできますし、まずは会社として基準を遵守しようとしている姿勢は見えるでしょう。

 

まずはスタートが大切ですね。

 

こちらでもこの記事を掲載しています。

大塚商会:運輸・配送にかかわる企業が取り組むべきDXの具体策 第40回

https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/topics/column/logistics-dx/transportation-company-work-schedule.html

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