前回のコラムでは、私が考える「デジタル化の三種の神器」についてお話をしました。 何を行うにしても何から始めるかが非常に重要です。 始め方次第で「意外と結構できるな」と思うこともあれば苦手意識をもってしまうこともあります。だから簡単でかつ無料で始められるような、導入のハードルが低いものがいいですね。概要が理解できれば「次のもっとよいもの」が理解できるようになります。
ぜひ、おすすめデジタル化の三種の神器、お使いください。
https://app-logi.co.jp/column/?p=7683&preview=true
今回のコラムは、必要だけど意外と導入されていないデジタル化ツールについてお話をしたいと思います。さて、なんでしょうか?
デジタル時代の事務所に大型モニターは必須です
デジタル化が進むとデータの「検索効率」、「編集効率」、「保管効率」がよくなり、必要なデータや資料が、必要なタイミングで必要な形ですばやく取り出すことができます。 でも最終的に紙のアウトプットになってしまいがちです。 「データ、送っておいて」→印刷して紙で見るという流れになってしまっては、デジタル化の恩恵に預かっているとはなかなかいえません。 聞く方からすると、欲しい物はそのデータから見える何かしらであって、データや資料がほしいわけではないことがほとんどです。だからさっと画面に映して見せてくれれば用は済んでしまいます。
そこで表題の大型モニターの登場です。ノートパソコンの小さい画面では見にくいので大型モニターにキャストして、ほしいデータを見せてあげましょう。大概のことはこれで終わります。
無線で画面に映すことができると業務に溶け込んでいく
大型モニターといっても特にどの大きさが大型なのか定義はありませんが、概ね50インチ超をイメージしていただければよいでしょう。 価格帯は50インチで55,000円〜70,000円ぐらい(本コラム執筆時)でお手頃価格といってもよいのではないでしょうか?
ここからがポイントですが、パソコンとケーブルで接続する形だと、HDMIケーブル等を差したり、つなげ代えたりしなければならないので、非常に手間になります。 そこで、どのパソコンからでもスマホ、タブレットからでもモニターに投影できるクロームキャストというGoogleが提供しているハードウェアがあります。 これは、モニターにWifiにつなげているそのクロームキャストを差し込むことによって、同じWifiにつながっているデバイスであれば画面を投影できるという仕組みです。

GoogleChromeというおなじみのブラウザのメニューから「タブをキャストする」というボタンを押せば、今、パソコンやスマホに映っている画面をモニターに投影することができます。
当社でも会議や、ちょっとした打ち合わせ時などに、各自が使っているパソコンの画面をさっと映して説明し、1秒で画面を映すことができるのでとても便利です。
この手間がなくなると、ほとんどのものを紙でもっておく必要がなくなるのでデジタルシフトがとても進みます。
アプリケーションも常時映しながら業務を行うと効率に進められますね。

ぜひお試しください。
こちらでもこの記事を掲載しています。
大塚商会:運輸・配送にかかわる企業が取り組むべきDXの具体策 第34回
https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/topics/column/logistics-dx/digital-tools-implement.html
