コラム

AppLogi運送業コラム:運送業のデジタル化策⑬・・・ビジネスダッシュボードの作成

前回のコラムでは、運送業の毎日のルールにとても関係の深い「改善基準告示ルールの改正(予定)」についてのお話をしました。

社会のルール、つまり法律が変更になる場合、ほとんどの場合は既存のルールより内容が厳しくなります。そして法律の場合は、「社会通念上」「暗黙のルール」などの緩いルールではなく、罰則や行政処分が与えられるものですから、必ず守らなければいけません。「これは無理だ・・」と感じられる内容も多く、共感できるのですが、運送業界全体が安全・安心になるためにも会社全体をルールに合わせにいきましょう。

https://app-logi.co.jp/column/?p=7674&preview=true

今回のコラムは、運送業のデジタル化のお話に戻り、必要な内容がすべて記載されている「ダッシュボード」の作成についてお話したいと思います。

 

ビジネスダッシュボードとは?

「ダッシュボード」 、クルマのメーターまわりをイメージされる方が多いのではないでしょうか?そのとおりです。クルマのダッシュボードは、現在の「スピード」「燃料の残量」「冷却水の温度」「燃費」など、そのクルマの状態をひと目で把握できるようになっています。これはなかなかのすぐれものです。あれこれ探したり、見に行ったりしなくても必要な情報がそこに集約されているのでとても効率的です。そこからヒントを得てビジネスで必要な指標や結果を、表やグラフなどを一覧で確認できるようにまとめたものが「ビジネスダッシュボード」と呼ばれています。

経営層や外に出ることが多い管理者は、現在の状況を細かく報告を受けたり確認したりすることは難しいので、サッと現在の状況を確認できるようになるダッシュボードはとても重宝されているようです。PCはもちろんのこと、スマホで確認できるようになっているダッシュボードシステムもあるのでとても活用しがいがありますね。

すでに色々なものがデータ化されている企業であれば、一つの場所にまとめるだけでも有効です。

その場合は、「Googleデータポータル」などの既存システムを活用してもよいですね。

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/gallery/

以外と簡単につくることができます。お手すきの際にお試しください。

 

何をダッシュボード化するかが重要

クルマのダッシュボードのように、そこを見ればクルマの状態が理解できる、というようにビジネスに、も置き換えてみましょう。何が最重要かは企業によって違いがありますが、「収支に関すること」「時間に関すること」「目標(KPIなど)に関すること」は共通の必要なことだと思います。これをベースに考えてみるとよいですね。

ちなみに当社のリリースしているアプリケーションでは、運送業のドライバーの労務状態をダッシュボード化して、ひと目で確認できるようにしています。これは「時間に関すること」にあたりますね。

他にも運送業に重要な「改善基準告示」に関するものもダッシュボード化しています。これは「目標に関すること」にあたります。このように毎日、確認する必要があるものをダッシュボード化すると効果的になります。

ダッシュボードがよくできているシステムを選ぶ

今、DX化を検討しているのであれば、ダッシュボードの良し悪しは大きなポイントです。すべてのデータは結果の確認のために作られるため、それが確認しやすいかどうかは必然的に重要になるからです。よって、ダッシュボードに何を掲示するのかを決めて、それが実現できるシステムを選ぶ、これも一つのシステムの選び方になるかもしれません。

こちらでもこの記事を掲載しています。

大塚商会:運輸・配送にかかわる企業が取り組むべきDXの具体策 第32回

https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/topics/column/logistics-dx/business-dashboard.html

AppLogiコラムカテゴリの最新記事

オンライン説明会開催中!
ID数、車輌台数無制限!初期費用無料0円