6泊7日の長距離運行を指示する → ✕
運送業のドライバーが所属営業所を出発して、
帰着するまでの運行を「一の運行」と言います。
「一の運行」は当日に終わる場合もあれば、
長距離の場合は数日かかる場合もあります。
この「一の運行」はドライバーの疲労や、
健康観点から限度が設けられていることをご存知でしょうか?
「一の運行」時間は144時間(6日間)を超えてはいけません。
この144時間はドライバーが出発してから、
帰着するまでのすべての合計時間です。
「拘束時間」ではありません。
長距離運行を指示する場合はドライバーが、
出発してから帰着するまでのすべての合計時間が、
144時間に収まっているか必ず確認する必要があります。
ただ、長距離運行では道路の混雑状況や待機時間の、
発生などによって計画どおりに進まないことがよくあります。
過去の運行実績を参考にしながらどの程度、
余裕を持たせたほうがいいかも考えて計画するようにしましょう。
(出典:労働時間等の改善のための基準| P.18 https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000510271.pdf)