コラム

運送業のドライバーは年間で100件近い「健康起因」の事故が起きている

健康起因の事故では約半数が「意識障害」で運転不能になっている

 

運送業ではドライバーの「労働時間管理」に注目が集まりがちですが、

「健康管理」も大切な項目のひとつです。

健康状態の悪化は重大な交通事故に繋がる恐れがあるため、

ドライバー本人はもちろん会社にも大きな影響があります。

 

実際に運送業のドライバーの健康起因で発生した事故は、

年間98件発生しておりその約半数が健康状態が起因で、

「意識障害」が起こり運転不能になっています。

想像するだけでゾッとする数字です。

 

調査によると過去6年間に健康起因によって事故を起こして、

死亡したドライバーの病名は

・心筋梗塞、心不全:53%

・大動脈瘤及び解離:13%

・くも膜下出血、脳内出血:13%

となっていて「脳」「心臓」「血管系」の疾病が多い傾向になっています。

(国土交通省「健康起因事故の現状と国の取組について」より)

 

一番の対策は「定期健康診断」+「スクリーニング検査」

 

定期健康診断の基本検査では健康起因による事故原因になる、

「脳疾患」「心臓疾患」などを発見できる項目がありません。

発見するには「スクリーニング検査」が有効的です。

 

スクリーニング検査では定期健康診断の基本検査に含まれない項目を、

集中して検査できるので本人の自覚がない病気を発見できる可能性が高くなります。

運送業のドライバーに推奨されている検査は「脳血管疾患」「心臓疾患」そして、

「睡眠時無呼吸症候群」の検査が勧められています。

 

 

運送業のドライバーには「労働時間管理」と同様に、

「健康管理」も重要な管理項目の1つです。

全日本トラック協会では助成事業を実施していて、

スクリーニングの検査費用の半額負担なども実施しています。

一度目を通してみてはいかがでしょうか。

 

全日本トラック協会|スクリーニング検査助成事業について

http://www.jta.or.jp/rodotaisaku/Sas_jyosei/jyosei2020.html

 

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