コラム

運送業の2024年問題|第17回:点呼管理

 

点呼時間を「出退勤時間」にしてはいけない。

 

運送業では様々な管理業務がありますが、

監査でも必ず確認される重要な項目のひとつが「点呼」です。

 

「点呼」は運送業の安全管理に欠かせない業務のひとつで、

ご存知のとおり原則、対面で行う必要があります。

酒気帯びの有無や疲労状況など確認する項目が色々とありますが、

今回は「時間」の取り扱いについて注意点です。

 

稀に点呼時間=出退勤時間として、

管理されている話を聞くことがありますがこれは間違いです。

出勤して退勤までの流れは、

【出勤】→日常点検→乗務前点呼→出庫→(中間点呼)→帰庫→乗務後点呼→【退勤】

 

乗務前点呼の前には必ず「日常点検」があり、

退勤の前に「乗務後点呼」がありますので、

点呼時間=出退勤時間にするのは間違いです。

 

※出典|全日本トラック協会:運行管理業務と安全マニュアル

P28(3)1「乗務前点呼における確認・指示事項」より

https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/publication/unkou_kanrigyomu_anzen_manual.pdf

 

 

残業時間の管理には正確な「出退勤時間」が必要。

 

冒頭の「点呼時間」と同じ考え方ですが、

出庫・帰庫時間を「出退勤時間」にすることも間違いです。

 

もうお分かりと思いますが、

出庫前には「乗務前点呼」

帰庫後には「乗務後点呼」

があるからです。

 

もし出庫・帰庫時間を「出退勤時間」にしていると、

「点呼をしていません」と言っていることになります。

 

 

2024年問題では「残業時間」の管理が必須で、

残業時間の計算には正確な「出退勤時間」が必要です。

 

自社の労務管理に「出退勤時間」がない場合は、

すぐに項目の追加が必要です。

 

また、記録する時間は1分単位が原則です。

未払い賃金などトラブルになる可能性があるので、

出退勤の時間は1分単位で記録するようにしましょう。

 

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